年が明け、七草粥の日でもある1月7日、
それは、「ほんげんぎょう」
ほんげんぎょうとは、
正月七日の早朝に青竹を燃やすこの地域の伝統行事です。
この竹で作ったやぐらに火を付け、正月のしめ縄や、旧いお札等を焼き、五穀豊穣、無病息災を祈ります。
1月7日午前6時ちょうどに、10メートル以上もある、竹で作られた櫓に火入れされると、瞬く間に燃え広がり、櫓の頂上にまで炎が登り詰めました。
今年の干支である馬のたてがみにも見える炎から激しく火の粉を吹き上げながら
「バチッ!」「バンッ!」
と竹が炎の中で破裂する音が夜明け前の静寂の闇の中でこだまします。
今年もこの炎のように勢いある年になってほしいですね!
内野のほんげんぎょうには、毎年多数の方々が遠方からも注連縄やお正月用のお飾りを燃やしに来られます。
燃え盛る炎を見守っています。
地元の消防団の方々も周囲の安全を見守ります。
そして地元の女性の皆さんからは
お汁粉と豚汁を見物される皆さんに振る舞って頂きました。
はらわたに染み渡りました。
毎年ごちそうさまです!!
あれだけ勢いよく燃えたぎっていたほんげんぎょうの炎もだいぶ落ち着き始めた頃
しらじらと空が明るくなり始めました。
このほんげんぎょうのために、まだお屠蘇気分が抜けきらない3日に
準備を行ないました。
校区のあちらこちらから屈強な男性陣が続々と集結してきました。
おやじの会・与朗会からも何人ものメンバーが加勢しました。
怪我が無いことを皆で祈り、準備に取りかかりました。
校区内の何カ所かの竹林から竹を何百本と切り倒し、ほんげんぎょうの現場に運び入れます。
運び入れた竹は次々に組み立てられます。
人海戦術です。
真冬に汗だくです。
来年のほんげんぎょうも楽しみです。
皆さんもぜひご家族ご友人でお越し下さい。
今年も、皆さんの御健康と御多幸をお祈りします。