2015年3月15日日曜日

【曲渕】野河内渓谷自然観察会開催

ようやく曲渕を流れる川の水も温んできたこの時期、
野河内渓谷(のごうちけいこく)自然観察会が行なわれました。

今回は、野河内渓谷の樹々に
木の名札をかけることが主な目的です。



日時:2015年3月15日(日)10:00〜15:00
集合:内野公民館曲渕分館
主催:脊振の自然を愛する会
共催:早良区役所、早良みなみ塾

昼食に
福岡市食生活改善推進員協議会の皆さんによりシシ汁が振る舞われました。

腹ごしらえも済ませ、曲渕分館から、いよいよ出発です。

野河内渓谷の入口に到着しました。

道中は梅が綺麗に咲いていました。


現地では、まずはじめに簡単なレクチャーがありました。
ここ野河内渓谷周辺は、
終戦当時から数年間、都市部に燃料の竹炭や木材を供給する一大基地だったようです。

昨年末に、参加者の皆さんが植樹した場所では
早くも、ガクアジサイなどの樹々が芽吹いていました。




遊歩道沿いに生える樹々に、
木の名前が焼き入れられた名札を次々にかけていきました。





春のやわらかな日差しが、渓谷の水辺を優しく照らしていました。


室見川の上流であるばかりではなく、
福岡市初の水源である野河内渓谷では
大きな岩が次々に顔を出します。




綺麗な空気に包まれた森の中を歩き続けました。
人にも、森にも有意義な自然観察会でした。




お話は遡りますが
午前中には、講演会が開かれました。

まずはじめは
講師に日本樹木医福岡県支部長 小河 誠治氏を迎え
「緑を考える」というテーマの講演会でした。

自然に人の手が加わるということには良いことと悪いことの2つのことがあるのかな
ということが、この講演会を聞いて感じました。
良いこととは、自然環境が維持されること。
悪いこととは、自然環境が破壊されること。

続いては、在福民放テレビ局のアナウンサーであり、気象予報士でもある方の
温暖化についてのお話がありました。
我々が普段耳にしている温暖化に関する情報は
あまりにも限定的で偏っていて、時には間違えたものもあります。
お話を聞きながら、
あまりマスコミの情報を鵜呑みにしてはいけないな、と思いました。


福岡市唯一の渓谷である、野河内渓谷。
いつまでもこのような自然を人の手で保っていかなければならないと
思いました。