2013年5月6日月曜日

「早良の郷 ぶらりと歩こう 〜菅原道真公ゆかりの地を巡る〜」(&八十八夜の茶会)


2013年のゴールデンウィーク最終日は、絶好の初夏日和となりました。
各地の行楽地も大変なにぎわいを見せていたことでしょう。

そしてここ早良区南部でもウォーキングイベント「早良の郷 ぶらりと歩こう 〜菅原道真公ゆかりの地を巡る〜」が開催されました。

入部出張所をスタートし、老松神社や門戸口天満宮など菅原道真公ゆかりの地を巡りながら、ゴールの脇山中央公園までの約7kmを歩きました。脇山中央公園では、茶畑で摘んだばかりの茶の野だても体験できました。
ただ歩くだけではなく、道真公ゆかりの地を中心に「早良歴史コンシェルジュ」の方々が歴史ガイドをしてくれるという徹底ぶりです。

参加者を「ウェルカム!」という気持ちで迎えてくれました。



早良区役所入部出張所と早良商工会館前。
午前9:30、いよいよスタートです。


第一チェックポイントの老松神社です。(入部)
歴代宮司だった氏里家の子孫の方からご説明を受けました。
氏里家初代は「菟道郷(うじさと)入部麻呂」と言われるそうで
これが「入部」の地名の由来でもあるそうです。



松ヶ根の井。(入部)
道真公はここで手を清められ、前述の老松神社(今宮神社)にお参りになったそうです。
私達一行は、ここから椿水路沿いの小道を遡るように歩いていきました。



仙弘院様で休憩。(東入部と内野の中間地点付近)



椿水路の出発地点、椿井堰。
歴史コンシェルジュの方から、椿水路がいかにこの地の田畑に貢献してきたかを教えて頂きました。



谷納骨堂の高台から、ゴール地点の脇山中央公園が見下ろせます。(脇山)
まだ距離半分といったところでしょうか。


日吉神社にも立ち寄りました。
ここらあたりから、いよいよ上り勾配がきつくなります。


横山神社です。
神功皇后建立と言われる脊振神社下宮です。
この一帯の八村の総社が移設され、横山三社となったと歴史コンシェルジュがお話されていました。




いよいよ最後のチェックポイント、門戸口(もどぐち)天満宮です。
菅原道真公は、この地にご一泊されたとのことです。
この地を発った道真公は、現在の小笠木峠を越え、那珂川町を辿ったあと
脊振山にお入りになり、北山神社(脊振ダム付近)へと歩を進め
板屋を越え、佐賀県鳥栖市辺りを通過、
追っ手を払いながら太宰府へお入りになったのではないかと
歴史コンシェルジュから説明を受けました。


皆さんおつかれ様でした。
お昼過ぎ、ゴールの脇山中央公園へ続々と到着されました。



脇山中央公園では茶会が催されておりました。
脇山は日本のお茶のルーツです。
希望する方々が、ここで摘まれ野だてされたお茶を嗜んでおられました。






 今日、早良区南部を実際に歩いてみて、改めて思ったのが
この地は、脇山米や脇山茶を始めとする名産が数多くあり
歴史的な地、由緒ある神社仏閣も点在する、素晴らしい場所であるということでした。

車で通過していると、そこに何があるかも気づかないままかもしれません。
たまには、車を降りて、寄り道してみてはいかがでしょうか。
驚きの発見があります。



「早良の郷 ぶらりと歩こう 〜菅原道真公ゆかりの地を巡る〜」


■主催:早良みなみ塾(八十八夜実行委員会)
■共催:福岡市早良区役所

「早良みなみ塾」は早良区南部地域の活性化に取り組んでいます!