2013年4月9日火曜日

宮崎準之助美術館 くすの舎


建物の入り口を一歩中に入ったとたん、何とも言えない木の香りが、とても心地よく感じます。
とリラックスしたのもつかの間、
眼に飛び込んできた作品群を前にしての第一印象は、「うわー!何だ、これは?!」という圧倒的な驚きしかありませんでした。

しかも氏の作品は、視覚と嗅覚に同時に訴えかけてくるので、その印象は強烈であり、感動の連続です。

ここは、くすのきを使った何とも不思議な木彫作品が所狭しと展示されているアートギャラリー「宮崎準之助美術館 くすの舎」。





世の中に木を使った美術品は数あれど、ここにある作品は、どうして木がこんな形になるの?というような、大きな玉子に文字が彫られた作品や、




小さな木の玉子が木の棚に整然と並べられた作品(これらの大小の玉は“くすだま”と呼ばれるそうです)、




そして農耕機や運搬機と思われるようなもの(こちらは“くすぐるま”というようです)、




他数々のモニュメント風の作品などなど。

と、大素人の僕がつべこべ言うと、氏の作品が安っぽくなってしまうかもしれませんので、これぐらいにして、とにかく実際にその目と鼻で確かめてみてください。
そして驚いてほしいと思います。
僕は、その時の心揺さぶられる感動をいまだに覚えています。




場所は、西新方面から国道263号線早良街道 早良平尾交差点の分岐点を左に進路を取り、那珂川町方面へ。
西鉄バス・谷バス停を過ぎ、右に寿司とうどんの「まごやさん」が見えてきたら、その手前の細い坂を左に曲がるとすぐに写真の看板が見えます。




宮崎準之助氏は既にお亡くなりになられており、甥の方がこの美術館の管理とガイドをされています。
よく手入れされた、こ綺麗なお庭で、生前の氏についてのお話をお聞き頂きながら、作品をじっくりと愛でて頂き、そして驚いて頂ければと思います。



氏のこれらの作品は、1998年、福岡県立美術館で特別企画展「くすだまとくすぐるまの庭から」と銘打って展覧会が開かれました。





美術館の前から見た、脇山の素晴らしい景色もぜひご堪能ください。



宮崎準之助美術館 くすの舎
福岡県福岡市早良区脇山1-17-31










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