早良区を貫く室見川とその支流には、たくさんの橋が架けられています。
私達にとって無くてはならない橋。私達は、それらの橋を渡り、日々暮らしています。
橋には、私達人間と同じように、それぞれに名前があり、橋が架けられた風景の裏側には物語や歴史が見え隠れしています。
ここでは、そのような早良の橋を紹介したいと思います。
The BRIDGE ~早良区の橋
滝見橋
この時期にしか見られない初夏の風物詩といえば、蛍の乱舞。
その風景を一目見ようと毎年多くの人たちが集まる室見川上流。
その代表的な場所の1つがこの滝見橋周辺です。
橋の柵には蛍スポットを象徴するかのようなデザインが施されています。
付近の小さな橋(写真:農救橋)も同じように蛍がモチーフに使われています。
「滝見」というからには、滝がどこかにあるのだろうと思うのですが、残念ながらこの橋から見える場所には滝は見当たりません。
地元の方にお話を聞くと、かつてはその「滝」が見えていたそうですが、今は雑木林に阻まれて見ることが出来なくなったそうです。
その「滝」とは「坊主ヶ滝」のことだったのです。
あんな高いところの滝がここから見えていたなんて、さぞかし素晴らしい景色だったんだろうなと感慨深いものがあります。
坊主ヶ滝は写真に写る白い外観の千石の郷の上の方です。
また、滝見橋には、蛍の時期を過ぎた真夏の季節でも、地元の家族連れや子ども達中心に集まります。
お目当ては、この橋の下での川遊び。
川まで下りられる階段もちゃんとついています。(写真)
この階段に座って流れ行く川面を眺めているだけでも癒されます。(増水には気をつけて)
蛍が見えたり、川遊びができるのも、この周囲一帯を常日頃から地元住民の方々が清掃活動を行って、川がきれいに保たれているからなんですね。
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